顕在意識が潜在意識を支配することはできない

スイセン

 

人の意識は、普段認識できている顕在意識と、

忘れてしまっている記憶や感情などが詰まっている潜在意識に分かれます。

 

意識全体の10%の顕在意識は、理性や知性・判断力などが専門分野。

それに対して潜在意識は90%、感情や感覚・過去の経験の記憶などが専門分野。

 

感情を理性でコントロールすることはできませんよね。

 

顕在意識と潜在意識はうまくバランスをとりながら共存しています。

どちらが欠けても安定しません。

 

潜在意識に根付いている過去の経験・感覚などが自分の行動パターンを決めているのです。

その大部分を自分ではたいていの場合、頭では認識していません。

 

ただ催眠状態に入ると、顕在意識と潜在意識の間の膜が緩むので、二つの意識が繋がった

状態で過去の経験を思い出して感覚をも味わい(潜在意識の分野)、今の自分の理解でそれを

見つめ直し(顕在意識の分野)、再経験して再認識することができます。

 

感覚と理性をつなげて自分を見直し、癒していく機会を持つことができるのが催眠療法と言えます。

 

決して特別な状態ではありません。

潜在意識の大きな可能性を感じて、大きな癒しを得ることができるリラックスできるセラピーです。